変身を遂げた環二の計画に対して、同じく1946年に都市計画が決定した環状八号線(通称「環八」)は、決定から60年を費やし、2006年5月にようやく全線開通にこぎ着けました。こちらは環二に比べるとはるか郊外に位置しているのですが、昭和40年代に入って東名・中央・関越といった高速道路の結節点としての重要性が高まるころには、周囲はすっかり宅地化して用地取得が難航してしまいました。1964年の東京オリンピ
東京の環状道路計画... の続きを読む
在来工法・ツーバイフォー工法・パネル工法に代表される木造系の工法は、釘を多用しています。特に床合板や壁合板は、床根太や柱に合板を釘打ちして固定します。現在ではこの釘打ちはピストルのような釘打ち機でパンパンと打ち込んでいきますが、釘打ち機はコンプレッサーのエアー調整を頻繁にしないと、強すぎて釘がめり込みすぎてしまい、釘を打ち込んでいても本来の強度が確保できない恐れが出ます。このようなときは釘の増し打
釘が効いていない木造... の続きを読む
つい最近友人がある有名メーカーで家を建てました。そのメーカーを選んだ理由は「有名メーカーだから安心!」ということでした。が、本当に安心なのか気になっていました。家を建てる場合につかう「安心」には幾つかの意味があります。もちろん、施主の数だけ「安心」への思いがありますが、中でも特に気になる「安心」をあげてみましょう。誰もが心から「安心できる家」が欲しいのですから。まずは家を財産と考え、施工会社が倒産
私の友人は有名メーカーにこだわったあげく……... の続きを読む
日本人の多くは、木造住宅に住みながら、それでもなお、木に囲まれて生活したいと思っています。最近はとくに、シックハウス症候群などの問題もあって、ビニールクロスの内装よりは木を、味気ないサイディングよりは板張りの外装を要求する人たちも増えてきました。日本人が血として受け継いでいるのは、ヒノキやヒバなどの銘木を使った床の間や和室の天井板であり、裸足で歩いてもここちよい板の間ではないでしょうか。確かに、木
板張りの外装を要求する人たちも増えてきた... の続きを読む
第三者損害については民法第七一六条は「注文者ハ請負人カ其仕事ニ付キ第三者ニ加ヘタル損害ヲ賠償スル責ニ任セス」と定めていますので、当然請負者の負担とされていますが、その原因をよく考えてみると理論上必ずしも請負者の責に帰し得ないものがあります。例えば、建物の基礎工事を施行していたところ近隣の井戸水が枯渇したとか、杭打工事による騒音、振動、これに伴う地盤沈下、建物の損傷のようなものは、請負者が相当の注意
原因をよく考えてみる... の続きを読む
新潟県中越地震が発生しました。川口町で震度7、小千谷市や山古志村などで。震度6の強い揺れを観測し、大きな被害が出ました。学校やマイカー、野外テントなどに避難して寝泊まりした人は10万人にも上ったそうです。日本は地震大国であり、いつどこで大地震が発生するか分からないという印象を強くしたのは、私だけではないでしょう。その後、火災保険にプラスする形の地震保険への加入件数が大きく伸びたことなどにも、社会的
地震に強く、火に強い木造住宅... の続きを読む
「家の作りようは夏を旨とすべし」とは、『徒然草』にある有名な一節です。日本は他の先進国とくらべると南に位置し、降水量がきわめて多いという特徴があります。夏は高温多湿で、この夏をいかにしのぎやすく快適に造るかが、住宅の住みやすさと耐久性を決めるキーポイントだったのです。ですから、長いあいだ日本人は風通しのよい家を造って住んでいたのですが、風通しがよくて夏涼しい住宅は、冬は寒くてかなわない住宅となりま
日本の住宅の問題点... の続きを読む
多忙な高額所得層が求める都市文明とは何か。それは、苛酷なビジネス闘争を12時間でも、24時間でも、効率的に続けることができるための都市機能です。起きたらすぐに出勤できて、分単位のスケジュールで働き、急いでランチを取り、就業時間が過ぎても飲みながら打ち合わせをし、時には音楽の生演奏が聴けるような高級レストランに行って心を癒し、ふらふらとタクシーに乗って帰って倒れ込むように寝る。大げさに言えば、そうい
多忙な高額所得層が求める都市文明とは... の続きを読む
住宅計画の希望がキチンときまらないと資金計画はたてられません。そこで、まず、どんな住宅を建てたいのか焦点をしぼった具体像をきめなければなりません。そう考えた所で、資金計画は次の三つに分類してみることにしました。(1)節約タイプの何とかなる予算通りの家にしてしまう。(2)ほしい希望は、どんなに高価でも借金しまくって、何とか建てる。(3)建物だけ、これから先必要なスペースまで見込んで広く、ガッシリつく
どんな住宅を建てたいかできまる資金... の続きを読む
裏通りで、前面の道路幅が5〜6メートル前後しかない場合には、昨年のピーク時は表通りの半値というのが大体の相場であったか、今ではその価格でも買い手がついていない。つまり表通りに面したものは2、3年前に比べて4倍近く値上がりし、そのピーク時の水準からそれほどは値下がりしないまま高値安定で推移しているのに対して、裏通りのものは値崩れか激しいのである。その理由は、賃貸ビルとして計画するには地価が高すぎて採
都心でも裏通りは値崩れが激しい... の続きを読む